風レンズ風車メカニズム
3倍の発電量を実現!
・ローター周りにダクトを取り付け | ・強い渦が発生 ・渦により、風車後ろの気圧が低下 |
・低い圧力へ風が吸い込まれダクト内の風速が1.3~1.5倍に増速 |
発電量 P は風車に流入する 風速 V の3乗に比例 ( P∝V3)
ダクト内の風速が1.4倍に増速されるだけで、
約3倍の発電量が得られます。
風レンズ効果解説
「風レンズ風車(かぜれんずふうしゃ)」の最大の特徴は、ブレードを囲むように取り付けられた風レンズ(集風体)にあります。
風レンズは図のように風の下流側に向かって断面が拡大する中空構造体(ディフューザー)部とその周りのつば部から構成されています。
このつばの部分によって発生する渦が風車下流で負圧を作りだし、さらにディフューザー内に風を集めるのです。
その結果ブレードに流入する風速が1.3~1.5倍に増速します。これが集風効果です。
風車の発電量は風速の3乗に比例します。
つまり、少しでも流入する風速を強くできれば、エネルギーはその3乗で取り出せるということになります。
結果として同じ風の強さであれば3倍の発電量を実現できるわけです。
風レンズ風車のメリット
風力発電では、より多く発電するためには年間を通して風の強い場所が望ましいです。
しかし、大型風車を設置できる場所は限られており、コンパクトで低騒音・高効率の風車が求められています。
その切り札ともいえるのがつば付きディフューザ風車「風レンズ風車」です。コンパクトで低騒音な風レンズ風車はあらゆる場所に設置可能です。